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雅子夫人について夫徳仁が主張していること。「頑張り過ぎる」というのがお得意のフレーズである。
同日シリーズやら翌日シリーズやらで雅子夫人の振る舞いを観察しているスレ住民奥様方からすれば( ´_ゝ`)フーンという感想しか出ない主張である。

徳仁会見に見られる「雅子は頑張りすぎ」主張編集

平成17年(2005年)徳仁誕生日記者会見編集

問1
 皇太子妃殿下は一昨年12月から静養されていますが,今年に入り,新年一般参賀の一部に出席されるなど,一時に比べお元気になり,回復傾向にあると伺っています。現在の妃殿下のご様子と,今後の公務復帰に向けた道筋についてお聞かせください。医師団は,皇太子妃というお立場に伴う様々なご苦労が「適応障害」の原因としていますが,妃殿下のご負担となっていた周囲の環境にその後,変化はありましたでしょうか。
皇太子殿下
 雅子の病気については,国民の皆さんにもご心配を頂き,また,お励ましを頂いていることに心から感謝をしております。また,天皇皇后両陛下にも,お心を寄せていただいていることを有り難く思っております。雅子の様子については,病状は回復傾向にあって,前向きの気持ちが出てきているように見受けられます。また,私的な外出を少しずつ重ねることなど,心身のエネルギーを高めていこうと積極的に努力しています。[[引き馬|乗馬]やスキーでの静養なども良い影響を及ぼしていると思えます。
 しかし,体調には依然として波がありますし,1年以上ほとんど外出していなかったこともあって,体調が回復するまでにはまだ時間が必要であるとお医者様は認識しているようです。昨年は雅子の祖母の江頭寿々子も他界し,幼少のころからの思い出もいろいろあり,力を落とした時期もありました。
 公務の復帰に関しては,体調を見ながらお医者様とも十分に相談して,徐々に活動の範囲を広げていきたいと考えております。公務の内容に関しては,今は特に決まった方向性を決められる状況にはなく,これも体調を勘案しながら決定していくことになると思います。なお,お医者様は,雅子はどうしても無理をして頑張ろうとし過ぎるところがありますので,「できるだけゆっくりと公務に復帰していただきたい」と考えているようです。

平成20年(2008年)徳仁誕生日記者会見編集

問2
 今年,皇太子同妃両殿下は御成婚15周年を迎えられます。15年間を振り返り,印象に残ったこと,苦労されたことなどをお聞かせください。現在療養中の妃殿下のご回復状況と,本格的なご公務復帰の見通しはいかがでしょうか。最近,妃殿下の私的な外出が増えていますが,殿下はどのようにお考えですか。
皇太子殿下
 もう結婚15周年かと,年月のたつのは早いものと思います。結婚10周年の際に雅子と共に詳しく感想を述べておりますので,その後の5年間に限らせていただきますと,何より大きいのは愛子が成長し,3人でいろいろな楽しみや喜びを見いだすことができることです。他方で雅子が病気を患い,現在も治療中であることも大きな出来事でした。雅子の現在の状況は,昨年の誕生日に際して,本人の感想と東宮職医師団の見解に述べられていますように,少しずつではありますけれども快方に向かっていますが,なお治療を必要としております。雅子は,依然として体調に波がある中,自分でもいろいろと工夫をしながら,公私を問わず活動の幅を広げるよう努力してきており,公務についても少しずつではありますが,頻度が増えてきています。以前に比べ,公務の後の疲れからの回復も早くなってきているようには思いますが,頑張り過ぎて疲れることなどもありますのでお医者様からは内容を慎重に考えながら活動の幅を広げていくよう指導を受けております。公務については,回復に伴って少しずつ積み重ねていくことにより,徐々に復帰していくことになると思います。現状では,公私を問わず,心の触れ合いを大切にしながら,負担の少ないところから活動の幅を広げることが治療のために必要とのお医者様の見解をご理解いただき,引き続き長い目で見守っていただきたくお願い申し上げます。また,結婚10周年のときにも申しましたけれども,雅子は,いろいろな面で私の力になってくれていますし,私も,雅子を今後ともしっかりと支えていきたいと思っております。

平成21年(2009年)徳仁誕生日記者会見編集

問3
 妃殿下の療養は6年目となりました。昨年,国賓の歓迎式典にご出席され,今年に入ってからは新年一般参賀を全てお出ましになり,皇霊殿の儀では皇后陛下のご名代を務められるなど,公務や宮中祭祀に臨まれました。東宮職医師団は「妃殿下のストレスの軽減がどのような速度でもって行われるかを具体的に見通すのは難しい」として依然として体調に波があるとの見解を示しています。こうした妃殿下の現在の状況について殿下のお気持ち,お聞きになっている妃殿下のご感想,公務復帰の見通しについてお聞かせください。
皇太子殿下
 ご質問で触れていただいたように,雅子は,体調に波がある中,病気治療を続けながら,新年一般参賀にすべて出たり,皇后陛下のご名代で祭祀に臨んだりするなど,これまでできなかった公務もできるようになってきていて,私も雅子もうれしく思っております。これは,本人が,公務,祭祀のいずれについても,その重要性を認識し,体調が許す限り頑張りたいと考えて努力している結果であると思います。しかしながら,体調が良いとどうしても頑張り過ぎる傾向があるためお医者様からは,無理をして回復が逆行することのないよう慎重を期す必要があること,また,育児や東宮職内部の仕事とともに,ライフワークにつながるような活動を大切にしていくことが望ましく,これと公務とのバランスをよく考えていく必要があるとの意見を伺っております。
したがいまして,公務復帰の見通しについては,現状では,焦ることなく,その時々の体調を勘案し,お医者様に相談しながら,これまでどおり個別に検討していくことになると思いますし,私自身,これからも雅子の回復の過程を支えていきたいと思っております。

<関連質問>問3
 妃殿下のことに関してですね,頑張り過ぎる傾向にあって,逆行することないように慎重を期す,というようなお話がございましたですが,ご病気がご病気であるために,我々としては,なかなかどういう状況なのかというのが,よく分からないのですが,頑張り過ぎるというような傾向があるというのは,差し支えのない範囲でですね,どういった,例えばこういうとき,こんなふうになって,ちょっとまた悪くなった,とかいうようなことがですね,ご説明いただくと非常に分かるのではないかなと思いますので,その辺差し支えのない範囲で結構ですから。
皇太子殿下
 雅子にとって,一つの公務をする場合には周囲の期待もありますので,それに全力を傾けることになります。お医者様からはほかの活動もいろいろとしたらよいと言われていますが,その場合には,それらの活動を,言ってみれば,犠牲にすることにもなります。また,日数をかけて準備をすることになります。公務の後で疲れが残ることにもなります。したがって,新しく一つの公務ができたからということで,またすぐに次の公務を期待するというのは,本人を精神的に追い詰めることにもなるので避けてほしいとお医者様から伺っております。やはり,その時々の体調を勘案し,お医者様に相談しながら,これまでどおり個別に検討していくことになると思います。
 先ほどの質問については,皇統の問題が重要な問題であるということ,これは私は非常によく認識しております。

東宮職医師団文書に見られる「雅子サマは頑張っている」主張編集

東宮職医師団】、【医師団見解】参照。

2005年12月9日 皇太子妃殿下の現在のご病状に関する東宮職医師団の見解編集

http://www.yomiuri.co.jp/features/impr/im20051209b_01.htm

1 病名と治療方針編集

 すでに発表しております「適応障害」という診断は、国際的に広く使用されているアメリカ精神医学会の公式の診断分類『精神疾患の診断・統計マニュアル第4版改訂版DSM―IV―TR』に基づいて行ったものです。DSM―IV―TRによれば、適応障害は、「はっきりと同定される社会心理的ストレス因子に反応して、臨床的に著しい情緒的または行動的症状が出現することである」と定義され、うつ病や不安障害などの他の精神疾患の診断基準は満たさないが、著しい苦痛を伴うものであるとされています。適応障害はストレス因子(またはその結果)がなくなれば6ヶ月程度で解決するとされてはいますが、慢性のストレス因子などが原因になっている場合には長期間続くことがありうるとされており、妃殿下の場合は後者に相当すると考えております。
 治療に関しては、環境に働きかけてストレス因子を軽減することが最も重要であり、精神療法(カウンセリング)を行いつつ、補助的に薬物療法を行い、気分転換なども活用することが望ましいとされており、妃殿下の治療もその方針にそって行ってきております。

2 現在のご病状編集

 妃殿下ご自身は、治療に対して非常に前向きで医師団の指示を守ろうと努力していただいており、ご病状は着実に回復されてきております。また、こうした治療では、ご家族など周囲の方々のサポートが非常に重要ですが、皇太子殿下が常にあたたかく、そして力強く支えて下さっていることが最も大きい要素になっているものと拝見しております。内親王殿下との間にしっかりとした心の交流がおありのことや、天皇皇后両陛下に温かく見守り支えていただいていることも、治療の大きな助けになっております。
 ご回復の兆候としては、その時々の心身の具合に応じて上手に考えや気持ちを切り替えられ、柔軟に活動に取り組まれるようにもなっておられ、ご関心のある学問領域の書籍や雑誌をお読みになる機会も少しずつ増えてきていらっしゃいます。また、様々な行事にも徐々にご出席いただけるようになっていらっしゃいます。薬物療法に関しても、妃殿下のご努力もあって、服用量を減らせてきております。
 しかし、その一方で、現時点ではまだご体調には波がおありで、心身のストレスがご体調に影響を及ぼしやすい状態も続いております。そのために、頑張って行動しようとされてもその前やその時に強い緊張を感じられたり、後でお疲れを感じられたりすることがあります。したがって、妃殿下はご公務をまだ本格的に再開できないことを心苦しく感じていらしゃいますが、医師団としては、続けてご公務をしていただけるまでにはまだ回復されていらっしゃらないと判断しております。
 今後さらに回復していっていただくためには、発症に影響した環境面のストレス因子を積極的に取り除き、ご活動の範囲を広げていっていただくことが大切になります。以下に、今後の課題に関する医学的な立場からの見解について述べさせていただきます。

3 今後の課題編集

 妃殿下は、皇族としてのご自身の役割や皇室の将来を真剣に考えていらっしゃいます。したがって、医師団としては、今後そうしたお気持ちを大切にしていただきながら、より望ましい形でご公務に復帰していっていただくことが重要であると考えております。なお、ご公務の内容に関しては、皇太子殿下が先の御誕生日にお示しいただいた方向で、東宮職で具体的に検討していただくのが望ましいと考えております。
 とくに現在は、妃殿下はご回復の過程にあり、妃殿下のご体調をうかがいながらその時々で可能なものをお願いしながら、焦ることなく徐々に復帰していっていただきたいと考えております。
 ご公務と並行して、ご成婚前の知識や経験が生かされるような形でのライフワーク的なお仕事やご研究をされ、それをご公務に生かしていっていただくことが、今後大変重要になると考えております。また、妃殿下が、ご自身の体験や知識を生かしてお力を発揮できるご活動を今後積極的に行われることは、ご回復にとってはもちろんのこと、改善された後にも心の健康を維持されるために重要です。
 育児とご公務の両立も今後の重要な課題です。妃殿下におかれては、ご流産に続くご妊娠、ご出産と初めての育児に関連した心身のお疲れが残られているご出産後間もなくから地方のご公務が始まり、その後も地方行啓を含めた多くのご公務が続かれ、それがご病気の引き金になったものと考えられます。とくにご公務のためとはいえ、深い愛情を感じていらっしゃる内親王殿下とすごされる時間を思うようにとれないことに、妃殿下はとても心を痛められたものと考えております。
 妃殿下は、ご公務の前にはご予定の調整やお出かけのご準備など、ご自身でされなくてはならないことが多くおありです。その一方で、ご家庭内のお仕事のほかに、東宮職から相談を受けながら東宮内部の様々な懸案事項の処理などのご決定をされなくてはならず、対外的なご公務以外にも非常に多くのことをされなくてはなりません。
 したがって、今後のご公務に関しては、妃殿下が育児などご家庭で果たされる役割や、妃殿下のライフワークになるようなご活動、ご研究とバランスをとりながら選んでいただけるように、東宮職で慎重に検討していただきたいと考えております。
 こうしたご公務やご研究に加えて、日常生活の中で興味を持って楽しまれることを積極的に行っていただくことも大切です。これまで妃殿下は、ご公務などのお仕事を大切にしたいというお気持ちが強く、私的なお楽しみを控えられる傾向がおありであったために、意識されないうちに心理的な閉塞感を強く感じられるようになられたのではないかと考えられます。しかも、妃殿下はお立場上自由な外出がかなわないために、必然的に情報遮断や感覚遮断の状態になられ、それ自体がストレスになるだけでなく、ストレスに対する抵抗力を弱められることにもなりました。
 そうした状況を改善するために、医師団は、私的外出や運動を可能な範囲で行っていただくようにご提案してきました。妃殿下は最初、ご公務がおできになっていない状態で私的な楽しみをもたれることに躊躇される面がおありでしたが、こうしたご活動を通して心によい刺激を与えていただくことが治療的に重要であるとの医師団の説明をご理解いただき、ご協力いただいております。こうしたことはご病状の改善に役立つだけでなく、心身の健康を維持していただくためにも重要であると考えております。
 医師団は、この一年あまり治療に携わらせていただきましたが、妃殿下がこれまでに直面されてきたストレスは、医師団の想像以上に強いものであったということをあらためて実感しております。今後は、上に挙げた課題の改善に加えて、日常の生活でのプライバシーの確保やご負担の少ない取材設定の工夫など、ストレス要因の軽減についても改善を進めていただくことが、妃殿下が心の健康をさらに取り戻していかれる上で不可欠であると考えます。治療の成果が上がるまでにはなお時間が必要ですので、東宮職をはじめとして妃殿下の周囲の方々の協力がとても重要です。
 幸いなことに、多くの人たちが妃殿下のために、そして皇太子殿下や内親王殿下のために、力をあわせてお手伝いをしていこうという気持ちを強くお持ちです。医師団としては、そうした方々のお力を借りながらさらに治療を続けていく所存です。特に、妃殿下におかれては、ご公務に伴う心身のご負担は、私的なご活動の場合に比べて格段に強く、次第に私的なご活動がおできになってこられることがそのままご公務につながるものではありません。妃殿下は元来精神的健康度が非常に高くていらっしゃり、順調なご回復の過程におありでもあり、これまでのような前向きのご努力によって、たとえ時間がかかっても回復していかれるものと医師団は考えております。現在はまだご回復の過程でいらしゃることを十分にご理解いただき、静かに見守っていただければありがたいと考えております。

2007年12月9日 東宮職医師団見解(全文)編集

ttp://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/071209/imp0712090510002-n1.htm
 妃殿下におかれましては、この一年も、依然としてご体調には波がございましたが、前向きに頑張られるお気持ちを強くお持ちになられて、真摯に努力を重ねてこられました。そして、愛子内親王殿下の育児を中心に日常のご活動を続けられ、公私を問わず、ご活動にも広がりが出てこられております。ご公務に関しましては、東宮御所や都内でのご活動に加えて、長野県と徳島県の地方行啓にもお出かけになりました。
 このようなご活動の積み重ねは、ご快復のために必要な自信につながるものであり、治療的に大きな意味があったと考えております。こうしたご活動の後には依然としてお疲れが残られますが、以前にくらべるとご回復が早くなっていらっしゃいます。
 適応障害は、世界的に広く受け入れられているアメリカ精神医学会の基準でも、長く持続することがあるとされているものであり、妃殿下におかれましても、なお治療が必要な状態が続いております。しかし、ご自身のご努力はもちろんのこと、皇太子殿下のお力添えもあり、少しずつ着実に快方に向かっていらっしゃいます。

2008年7月25日 東宮職医師団の見解(野村東宮大夫が会見で口述)編集

 妃殿下は、ご病気に苦しまれながらも前向きに一生懸命頑張っておられますし、公私にわたって活動の幅は着実に広がっていらっしゃいます。東宮職医師団が治療を担い始めたころと比べますとその違いは驚くほどであり、これも妃殿下ご自身の努力と、(皇太子)殿下をはじめとします皆さまの支えがあって可能になったものと考えております。
 にもかかわらず、このたびのように同じ趣旨の質問が繰り返されるということは、治療の見地からしますと妃殿下のご努力に水を差すだけでなく、努力が足りないと批判している印象を与えかねません。すなわち、精神疾患のために治療を受けながら頑張っている人に対する励ましというのは、その人を精神的に追いつめることになるので絶対避けるべきであるということは一般にも広く知られるようになっております。十分にできないことだけを取り上げるといった質問は、励ましに他ならないということで、ご回復を遅らせるだけでなく、病状を悪化させる可能性すらあるというふうに危惧しております。
 宮内記者会の皆さまにはこれまで妃殿下の取材に関して多くの配慮をいただいていることに感謝しておりますが、今申し述べたような精神疾患の治療のデリケートな側面についてもご理解を得たいと思います。また、ご病状は一気に回復するのではなく、一つひとつの努力の積み重ねを長い目で温かく見守って接していただくということがご回復にとって肝要であるということも、合わせてぜひご理解いただければありがたいと思います。

2008年12月9日 東宮職医師団の見解全文編集

http://www.shikoku-np.co.jp/national/detailed_report/article.aspx?id=20081209000019
 妃殿下のご病状は、東宮職医師団が最初に本格的な見解を出しました平成17年12月当時に比べますと、着実にご快復になって来られています。公私に渡りご活動の幅が大きく広がり、最近では、5年ぶりに国賓歓迎行事にもご出席されました。ご公務につきましても、東宮御所でのご接見、ご進講へのご出席、勤労奉仕団]への[[ご会釈|ご会釈]、地方を含む行啓、行啓などのご公務に向けてのご準備、東宮職からご相談を受けられる内部の様々な懸案事項の調整や処理など、多くのお仕事をこなされるようになってきていらっしゃいます。
 ご家庭では、愛子内親王殿下が幼稚園から小学校へと進まれた中で、お母様として非常に細やかに気を配られていらっしゃいます。ご家庭とご養育を大切に考えていらっしゃる妃殿下にとりまして、愛子内親王殿下のご成長はとても大きな喜びになっていらっしゃるようにお見受けします。また、この夏には、殿下の海外ご公務が続かれるなか、引越のご準備と後始末をはじめとする多くのお仕事をこなされるなど、とても頑張られました
 しかしながら、妃殿下のこのような頑張りにもかかわらず、思う通りのご活動がお出来にならず、妃殿下ご自身が心を痛められる状況は未だに続いております。その最大の理由は、妃殿下の心身の状態にご自分で予測できないような波があるということです。そして、この波が下降線の時には、ご体調に不良の症状が表れ、ご活動を控えざるを得なくなります。ときには、妃殿下ご自身に頑張る気持ちがおありでも、心身の状態が限界ではないかと東宮職医師団が考え、ご活動を控えていただくようにお願いすることもあります。妃殿下のご体調に波があるこのような状況につきまして、引き続きご理解をいただきますようお願いいたします。
 一部には、ご治療に時間がかかり過ぎているのではないかというご指摘、あるいは治療の見通しを明らかにして欲しいとの要望がございます。平成17年の東宮職医師団見解では、妃殿下のご病名について慢性の「適応障害」であると明らかにしております。治療に長い日時を要しているということは、それだけ妃殿下の受けられたストレスが大きいものであったということであり、治療、即ちストレスの軽減に時間がかかる状態だということであります。東宮職医師団としましては、個々のストレスあるいはストレス因子の内容について言及することは控えるべきであると考えておりますが、現状において、妃殿下のストレスの軽減がどのような速度でもって行われるかを具体的に見通すのは難しいことをご理解いただければと考えます。
 このような状況の中で、妃殿下におかれましては、公私を問わずご活動の幅を広げられることにより、小さいことでも何かを達成できたというご体験、ご発病後に出来なくなっておられたことを再び行うことが出来るようになったというご体験を、時間をかけながら積み重ねていただき、自信を回復していただくこともまた大切だと考えて、治療を進めてまいりました。妃殿下の今後のご活動に関しましては、平成17年の東宮職医師団見解ですでに明らかにしておりますように、ご公務に加えて、ご養育などご家庭で果たされる役割、妃殿下のライフワークになるようなご活動をバランス良く、ご無理のない範囲で広げていっていただくことが肝要と考えております。
 東宮職医師団として、このような治療を行うに当たって必要とされる事柄についての気づきました点をいくつか指摘させていただきたいと考えます。
 まず、妃殿下ご自身のご努力ですが、妃殿下はご自分のご病気治療についての認識をしっかりと持っておられ、東宮職医師団の治療方針に則り、ご活動の幅の拡大、自信の回復などに頑張っていらっしゃいます。ときには、前述の通り、東宮職医師団として妃殿下が無理をされすぎないように進言することもあります。ぜひ、焦られることなく、ご快復に向けてゆっくりと進んでいっていただきたいと考えております。
 精神疾患の治療では温かい人間的な環境が不可欠ですが、皇太子殿下におかれましては、そのことを十分にご理解いただき、いつも変わらず力強くお支えいただいていることに感謝申し上げます。東宮職としての支援体制に関しましては、更に充実させる余地があり、東宮職医師団としましても、妃殿下をお支えできる環境を整えていけるように、協力させていただきたいと考えております。
 マスコミの皆様との関係は従来から、ご治療にとって重要な事柄のひとつになっております。妃殿下のご活動に当たっての取材につきまして、宮内庁記者会はじめ多くの皆様方に種々ご協力をいただいていることに感謝申し上げますと同時に、今後とも人間的で温かいご配慮をお願いしたいと考えております。他方で、取材活動あるいは報道内容が妃殿下にとって大きなご負担になっているのも現実です。週刊誌などにおいては、事実に反する憶測記事や中傷記事の掲載が変わらず続いており、妃殿下のご病気治療に好ましくない影響を与えるものと危惧しております。
 これに関連して、7月に東宮職医師団が出しました記者の皆様への要望につきまして十分ご理解いただけていない面がありましたので、補足的に説明させていただきます。一般論として、患者さんが頑張って治療に取り組み、それが実を結びつつあるときに、出来ていることに全く触れないまま、出来ていないことだけが取り上げられますことは、いくら頑張っても不十分だと言われるのと同じで、とてもつらく感じられるものです。そうした気持ちは、病気からの快復の妨げになるだけでなく、病状の悪化につながりかねず、精神疾患の治療で非常に気を遣うところであります。殿下の外国訪問に関連した妃殿下についての質問におきましても、こうした配慮をお願いしたいと考え、敢えて先の要望を行ったものです。なお、東宮職医師団としましては、宮内庁記者会の皆様をはじめ、国民の皆様方より、妃殿下のご病状をご心配いただいて温かい声をかけていただいていることにつきまして、お心遣いを有り難く思っているということも付け加えさせていただきます。
 最後に、国民の皆様の温かいご理解を賜り、これからも長い目で見守っていただきますよう、お願い申し上げる次第です。

2011年12月9日 皇太子妃殿下のお誕生日に際しての東宮職医師団見解<宮内庁HP二度目の掲載>編集

http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/kohyo/d-kenkai-h231209.html
皇太子妃殿下のお誕生日に際しての東宮職医師団見解
平成23年12月9日
 皇太子妃殿下におかれましては,皇太子殿下のお支えを受けられながら,ご自身が懸命に努力され,ゆっくりとではありますが,着実に快復されてこられました。しかしながら,今なお心身の状態の波が続いておられ,そのため引き続きご治療を必要とされる状況にいらっしゃいます。
 そうした中で,昨年3月以来,妃殿下は愛子内親王殿下の学校での問題の対応に懸命に取り組んで来られました。妃殿下には,必ずしも万全でないご体調の下,内親王殿下が安心できる環境でご通学がおできになるように,母親として細やかな気配りをされながら,学習院初等科を始めとする関係の方々と丁寧に相談を続け,内親王殿下を全力で支えてきていらっしゃいます。そもそも,こうした学校へのお付き添いは,学校側と協議を重ねたあげくに,内親王殿下が学校生活に戻ることが出来る唯一の方法として始められ,続けてこられたものであり,これは妃殿下にとってご体調面からも非常な努力を要するものでありました。妃殿下のこうしたご尽力の結果,内親王殿下のご通学に関わる問題は良い方向に向かうようになっており,お付き添いなしのご通学がおできになる日々が出てくるようになりました。こうしたなか,この春の東日本大震災の際には,災害の大きさに非常に心を痛められ,被災者に寄せる思いを強くお持ちになり,様々な工夫をされてご体調を整えられながら,専門家のお話を複数回にわたりお聞きになられた後被災地をお見舞いのためご訪問になられました。ご体調の波がおありになりながらも,妃殿下ご自身が頑張られてご訪問が叶ったことは,東宮職医師団としては着実なご快復の兆候であったと受けとめました。
 こうした状況のなかで,東宮職医師団としては,最近,週刊誌を中心として,ご病気に苦しまれながらもさまざまなご活動に懸命に取り組んでいらっしゃる妃殿下のご努力を否定するかのような,悪意ともとれる誤った情報に基づく報道が,関係者とされる人物の発言の引用を含めてなされていること,そしてそのことに対して妃殿下が心を痛めていらっしゃることへの強い懸念を表明いたします。このような報道はこれまでも繰り返されていて,これが続くことは,妃殿下の更なるご快復の妨げになるのみならず,ご病状の悪化にさえつながります。妃殿下は,ご体調に波がおありのなか,できるだけのことをしたいと誠意を持って懸命に頑張っていらっしゃいますが,そのご努力を否定するような批判的な報道が繰り返されますと,妃殿下は自信をなくされますし,安心して先に進むこともおできになりません。心のケアが重要な社会的課題になっているなか,このような心ない報道が平然と繰り返されている現状に,東宮職医師団は専門家として憤りを覚えるものであり,この状況が改善されない限り順調なご快復は望めないと考えております。
 皆様におかれましては,何よりも,妃殿下がいまだにご病気ご治療中であり,その中でご快復に向けて力を尽くしていらっしゃることを理解していただき,温かく見守っていただきますよう重ねてお願い申し上げます。

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